新・駅長日誌

…再び敦賀駅ですが、側線に新しい除雪気動車のキヤ143が居ました。



除雪車両は今までは大抵がディーゼル機関車だったのが「キヤ」だから
事業用の気動車という事になるんですね。

…実際、電車のクモヤ（牽引車）みたいに２両で対象車両を挟んでの
回送運転とかにも使われるようです。

夏のうちから試運転が始まってるらしいのですが、まだ雪のない景色で
実った田んぼの稲越しに撮られた写真を見てると「そのまま稲刈りとか
出来そう」にも見えましたクラ駅長です。

さてのと鉄道の廃線跡ですが、波並で廃駅ノートを描いて再出発して
おります。…暫く走ると、国道から分岐して能登町の藤波台運動公園
というスポーツ施設に入る脇道が出てきます。



…能登町はテニスの町なんですか。ソノ通り広々としたテニスコートが
あり、地元の中学生と思しき男の子たちが試合をしてるようですね。
曜日の感覚が麻痺しておりますが、今日は土曜日なんですな。



私が用事があるのはテニス部の皆さんではなく、ココにあるらしいという
気動車の廃車体？保存車？…なのです。

地図によると、運動公園内に旧能登線を跨いでる高架道路があり、
ソノ下に当たるらしいのですが、実際に降りて確認してみましょう。



…ぁ、何かソレらしい屋根が見えました。もっと近くへ行ける道などは
ナイものか？車は駐車場に入れて徒歩で周囲を探ってみました。

反対側の坂道を下ると、線路に近い畦道に出るようで、周囲は小さな畑
になってます。で、旧国鉄との土地の境界を示す「工」マークの杭があり
ました。…草に埋もれてますが線路の存在も確認出来ます。



ロープが張られてるだけなので、コレを乗り越えたら先へ進む事は物理
的には可能ですが、やはり不法侵入になるのか？という事で、ココから
望遠で撮れる範囲だけにしておきましょう。

…ネット検索すると、近くで撮った画像が幾つも出てくるのは事実です。

車両は同社のNT100型。富士重工業製のLE-DC車で、廃線後に道路
が屋根代わりになるココに静態保存された事になってますが、ソレに
しては状態が悪いですね。

てか北条鉄道では同世代の車両を今でも使ってますから、ソレを見慣れ
てる身としては勿体ないハナシに思えます。

コレとて資金があれば塗装などを直して、運動公園に付属する施設と
して再利用出来そうな気はするんですけどね。

ともあれ今回の見物の１つだと思ってたコレは無事に押さえる事が出来
ました。再び廃線跡を辿る旅を続けます。

※→次回に続く

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