新・駅長日誌

…仕事で関西屈指の高級住宅街である芦屋の麓々荘へ行きました
クラ駅長です（奈良から16,000円ぐらい）。

ぃゃまぁ、やはり別世界と言いますか、夜だったのでよく分からんの
ですが、「ぇ、コレって普通のお家ですか？美術館とかじゃナイの？」
って感じのお屋敷が其処彼処にありまして、お客さん曰く「150坪以下は
（建築を）許可しない」んだそうです。

で「ココが歌手の○○さんの家、ココが野球選手の××さんの家。」
って感じで、逐一解説されてしまいました。
…恐らくソノ人の「タクシーに乗った時の持ちネタ」なんだと思われますが、
溜息が出るだけでしたね。

さて餘部橋梁です。餘部駅に隣接する旧橋梁を残した「空の駅」を見学
しましたので、次は下（地上）へ降りてみます。



案内図には、有名な撮り鉄スポットも記載されてます。コレも後で見に行く
事にしましょう。…無料レンタルの杖もありましたが、私は要りません。



…下から見上げると、やはり重厚な造りです。
幾何学的な美しさと、明治の技術者たちの心意気を同時に感じました。

完全な形で残されてるのは３本ですが、他の何本かも土台部分が
モニュメント的に残してあり、下が公園になっています。



…間近で見ると、こんなにデカいのか。東屋が１つ収まってますな。

現役の頃に、下まで車で行ったことは何度かあるのですが、当時はまだ
保安的な理由で橋脚の真下までは行けなかったように思います。

そして、よく目にしてた「山陰本線　余部橋りょう」という字が書いて
ある部分の橋桁も、切り取ってそのまま展示されていました。



で、忘れちゃイカンのがコレです。
国鉄の最末期、昭和61年に起きた、お座敷列車「みやび」の転落事故…。
（確かソレ以前にも何度か落ちてるでしょ？）

直下にあった工場の従業員と列車の車掌が犠牲になったという事で、
慰霊碑と観音様が建設されています。
…観音様の目線が旧橋桁に向いてるのが何とも意味深ですが。

色々と不幸な要因が重なった事故でしょうが、後の教訓として今では
ライブカメラが設置されたり、列車を止める基準となる風速の数値も
見直されたりしてるらしいです。

しっかりお参りしておきました。
…では続いて、道の駅などの施設を見てみる事にしましょうか。

※→次回に続く

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