新・駅長日誌

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30年で色々~「日本沈没」

2007/11/17(Sat)

「日本沈没」…最近、古いの(藤岡弘)新しいの(草なぎ剛)のを
続けて見ました(原作は読んだ事ない)。

ストーリーとしては【新】の方が面白いけど、「日本列島が消えてしまう」
という非常事態に対して政府の対応がイイのは【旧】の方だよな。
ちゃんと移住計画を立てて、首相が諸外国と交渉してる。
(【新】の首相は途中で死んじゃうんだけど。)

でも【旧】の主役男女は、何で愛し合ってるのか不明
(上司に勧められて気乗りしないまま見合いその日のうちにェロい事
…お互いに余程「わしにピッタンコ」だったのか?
その割に、災害時とは言え別々に暮らしてるし。

で、パニック映画として「より怖い」のは【旧】の方。
夜のシーンが多くて画面が暗いのと、人々の悲鳴が何かリアル

あと、物理学者の竹内均さんがそのまま出てくるのに驚いた
(【旧】の閣僚たちに地球の構造について説明するシーン)
さすがに分かりやすい解説です(観客への説明も兼ねてると思われ)。

でも、DVD特典の「小松左京×竹内均 スペシャル対談」
見事に「ジイさん2人の会話」なんで、何言ってるのか聞き取れない
素で「こっちに字幕付けてくれよ」と思った。時代の流れは残酷ですね。

私は結構「映画の新旧を見比べる」というのが好きなもんで、
また何か発見したら書こうと思います。

No.265 かなりズレてる映画評論