新・駅長日誌

…松本駅を発車した列車は、キリリとした秋の朝の空気の中を、一路
南へと向かいます。クラ駅長、いったい何処へ行こうと言うんでしょうか？

（車内アナウンス）
間もなく信濃境、信濃境でございます。お出口は左側です。

「おー、着いた着いた。ココかあ。しっかしまぁ…人いねぇーー。」

塩尻から中央東線に入り、長野県の
一番端っこ、信濃境駅へと到着です。

ここは、豊川悦司さん主演のドラマ、
「青い鳥」のロケ地として有名になった
駅なんです。

はい、ココで♪～BGM～♪…。

劇中では「清澄駅」という架空の駅
として使われました。

話すと長くなるのでドラマの詳細は
割愛しますが、トヨエツが演じる主人公は
この駅の駅員という設定です。
（※実際は民間委託駅。）

劇中で登場した「鳥篭」が、今でも残されて
まして、剥製と思しき小鳥が入ってますね。

私はこのドラマが大好きで、以前から
ずっと来たかったんですよね。


ちょっと色褪せてますが、待合室には
当時の写真が飾られてました。

母親（夏川結衣）と少女（鈴木杏）が
離れ離れにされそうになった時、
トヨエツが制帽と手袋をホームに
脱ぎ捨てて少女を抱きかかえ、
母親の列車に飛び乗るんですよ。

「三人で暮らそう！」
…涙モノの感動シーンです（私基準）。

究極の目的は、このシーンを
自称トヨエツ似の広爺に
モノマネさせる事。
なんですが、それだけのために
あのオッサンの旅費まで出すのは
ありまにも道楽が過ぎると言うか…

そもそもアンタ似てませんから！

代わりに私が制服で写ってきました。

（私はそんな大それた「自称」はしないからね。）

実際でも劇中でも、この駅の1日の利用客数は200人前後です。
…朝の通勤通学時間だと言うのに空いてるもんで、
人目を憚らず撮影させて頂きました。
リアル旅番組だったら、許可取って絶対にモノマネまで決行するよな。

「さて、念願の清澄駅…じゃなくて信濃境駅も堪能しましたし、
じゃあココから上諏訪まで戻りますんで…。」

いや、ホントに念願が叶いましたよ。来て良かった。