新・駅長日誌

このブログは画像容量が限界に
達したため、更新を停止致しました。

えちぜん鉄道の旅 ⑩

2018/09/17(Mon)

…色々とやってるうちに、すっかり過去の話になってしまいましたが
9月4日台風21号関西を直撃した日の事です。

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お昼頃から鉄道が全て止まったので、矢鱈と忙しく前回の台風の日
に続いて、また京都が出てしまいましたクラ駅長です。

外国人の親子連れさんでしたが、海外から来てしまうと「台風が来そう
だからヤメとこう」という発想は湧かないんでしょうね。

またしても高速道路が恐かったですが、時速50キロぐらいで無事に走り
ましたよ。…「Good driver!」とか褒められましたが。

さてえちぜん鉄道の旅です。引き続いて勝山駅におりますが、最後に
駅舎内を詳しく見て帰る事にしましょう。

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建物の1/3ぐらいカフェに改装されています。…和歌山電鉄貴志駅
「たまカフェ」にも似た雰囲気ですが、流行りなんでしょうね。
こちらも天井が高いので、開放的かつレトロさを感じる造りでした。

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お店の一角に、古い写真鉄道用品などが展示されています。
1974年まではココから更に越前大野方面まで線路が通じており、
勝山駅も終点ではなく交換設備引込線を持つ途中駅だったんです。

昭和のローカル私鉄の駅というのも、鉄道模型小規模なジオラマ
でよく見るネタですが、いつかこう言うの作ってみたいな

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ガラスケースに入ってる古い鉄道用品。…もぅ色んな所で色んなのを
見てきた気もしますが、左の茶色い箱みたいなものは、信号機のテコ
切り替えスイッチのようです。

「京福大野行」という発車案内は、先述の通り越前大野方面への線路
があった頃のモノでしょう。

あと10年早く生まれてたら、もっと色んな風景が見られたのかな?
と、世代に拘わらず持つ「鉄ヲタあるある」が出てしまいそうですね。

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そんな勝山駅ですが、2004年文化財登録を受け、2013年現在の
ようなスタイルに改装されました。

折角ですからカフェコーヒーとケーキなどを頂いて行きましょう。
1杯ごとに水から沸かして抽出するという、本格的なモノでしたよ。

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…いつまでもノンビリしてるワケにも
行かず、次の電車で比島へ向かい
ますが、先述の通り日中のパターン
ダイヤ
では半分の列車通過して
しまう
駅です。

窓口で切符を買おうとして(券売機
ではナイ)「比島まで」と言うと、年配
の駅員さんに「ハァ?」と2回ぐらい
聞き返されました

Wikipediaの資料によると比島駅の乗降客数見事に「0人」!
切符も滅多に売れないのでしょうね。しかし隣の駅訊き返すなよと。
果たしてどんな駅なのでしょうか?

→次回に続く



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No.4222 鉄道保存施設を探る

えちぜん鉄道の旅 ⑨

2018/09/16(Sun)

帰ってきましたクラ駅長です。

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昨日は穴水を出発して、のと鉄道更に奥珠洲蛸島輪島
廃線跡を探り、駅の跡地2箇所にある「廃駅ノート」を描いてきました。

降ったり止んだりのお天気でしたが、予定してた分全て回れたかな。
結局2日半丁度1,000km程度走りましたわ。

…コレで何とか、予定してた北陸地方の色々ようやく片付きました
ので、取り敢えず気持ち的にも落ち着いた感じですね。

さてえちぜん鉄道の旅です。福井から勝山永平寺線に乗って、終点の
勝山に到着しております。古い駅舎他にも色々残ってる駅なので、
ココからはカテゴリー「鉄道保存施設」に変えて行きたいと思います。

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勝山駅の駅舎大正3年開業当時の建築だという事で有形文化財
登録を受けております。

…最近、鉄道関係の施設文化財登録されるモノが増えましたね。
以前なら「すげー!」と思ったもんですが、北条鉄道に出入りして
あの状況慣れてしまうと、何となく感覚が麻痺しておるのは事実。

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ロータリーの真ん中では大小2匹
恐竜さんお出迎え

当たり前の話、恐竜ってのは骨格
化石として残ってますが現代人は誰も
ソノ実物見た事がないワケです。

色がこんな感じだったかどうかは
全くの推測なんですよ。…単に現在の
爬虫類などを参考にしただけでしょ?

…もしかしたらパンダみたいな白黒のが居たかも知れんし、国鉄の
湘南色みたいなツートンカラーだったかも知れず…そう考えると夢が
一層ふくらむ
というもんです。…ぇ、気持ち悪い?

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そして駅前広場の脇に、古い車両保存
されておりました。

屋根と柱があるので全体を撮りにくい
のですが、電気機関車?無蓋貨車
連なった2両編成になってますよ。

こういうモノに意図せず出会う特に嬉しい
もんですが、先日行った三国港の駅写真
だけあった
のを見ておりました。

現存しても恐らくは車両基地などで保管
されてるんだろうと思ってたら、こんな所に?

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説明によると機関車テキ6型。…コノ手の小型機関車「デキ」という
記号が振られる場合が多い気がしますが「テキ」って何だろう?

…機関車というよりは動力つきの有蓋貨車みたいなスタイルですが、
開業間もない頃からの古豪で、1974年に廃車になった後も車庫内の
入れ替え用などに使われてたそうな。

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無蓋貨車ト68号と言い、コレまた大正期からの車両です。
田舎のローカル私鉄だったから、車両もノンビリ走って傷みも少なく
長持ちするのかも知れません。

やはりココにも保存会があって、定期的に車内も公開されてるらしい
です。そして資料によるとコレらは何と動態保存車
…確かに「勝山駅 動くテキ6 保存会」と書かれておりますわ。

今回は駅ノートがメインなので、勝山駅オマケの積りで来たのですが
予期せず珍しいモノを見る事が出来ました。では再び駅舎内に戻ります。

→次回に続く



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No.4221 鉄道保存施設を探る

ヌマジ交通ミュージアム ③

2018/08/02(Thu)

…考えたらココ1か月ぐらい仕事が休みの日も何がしか出歩いてて
ずっと「ずっと家に居る休日」というのが無かったクラ駅長です。

今月は適度に休憩を挟みつつ駅ノートその他の行事に参加しよう。

さてヌマジ交通ミュージアムですが、続いてはもう1つ上、3階のフロア
に上がってきました。…パノラマフロアと言うようです。

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…ココには近未来をイメージした大きなジオラマがありまして、色々な
乗り物が走っております。…近未来の都市だから現在や過去の感じの、
よく知った鉄道車両あまり見られない感じですが。

右上にある赤いカプセルみたいな所に入ると、より詳しい説明も見聞き
出来るそうな。…何か疲れてて上がる気力が無かったけど。

幾つかは客がスイッチ操作で動かす事も出来ます。
…しかし広すぎてドレが自分が選んだヤツなのかよく分かりません

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そのジオラマ内にある列車バーチャル的に体験運転出来るという
コーナーが2階にあったので、再び行ってみます。

無駄に凝った作りですね。「電車でGo!」のアーケード版の部品
を流用したようにも見えますが、オリジナルなのかなあ?

ソレをプレイした事のある人なら動かし方は簡単です。…しかし休日
繁忙日対応なのか、1分半強制的に次の人と交代するプログラムに
なっており、1駅走るのがやっとでした。

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そんな感じで、次は屋外の展示スペースへと移動します。…と言うか
私が一番見たかったやつがココにありますもんで。

当日の広島市の最高気温33度。…時刻も15時前後だから暑い事!

メインは子供さん向けの電動カートやら変わった自転車のようですが、
オッサン1人この暑いのに乗る勇気はありませんな。

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見たかったのは、広島電鉄「被爆電車」として有名だった654号です。

周知の通り、大戦末期広島の原爆で被災しましたが、ソノ後に復活
して平成18年まで現役で使われていた車両です。…流石に耐用年数
切れで引退
しましたが、以後はココに保存されてます

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私の記憶では、大阪市電みたいな茶色とベージュの塗装だったと思う
のですが、コレは現役当時の塗装を再現したモノだそうな。

長年のうちに色々な改造を経てる筈で、見た目もカナリ変わってる
思われますが、路面電車って何でこんなに寿命が長いのか?

定期的に車内も公開されてるらしいです。…広島の街原爆から見事
に立ち直った
ように、この電車も象徴的な存在だと思うので、長期間の
保存が効く工夫
(屋根とか)が欲しい所ですね。

翌日は当初の予定通り、竹原市大久野島うさヨシヨシに行く事に
してますので、宿泊地の三原市まで戻ります。

豪雨の被害の直後でしたから、移動市内の様子普段と違う非常時
のようです。…折角だから記録しておく事にしましょう。



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No.4176 鉄道保存施設を探る