新・駅長日誌

このブログは画像容量が限界に
達したため、更新を停止致しました。

愛国から幸福へ ⑥

2017/11/29(Wed)

…その奈良漬けですが、例によって味噌部分を再利用して、豚ロース肉
を漬け込んでみましたクラ駅長です。

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やはり酒粕の成分が勝つので、御飯のおかずというよりコレも酒のアテ
に近い味になりましたが、美味しく頂きましたよ。

さて幸福駅です。続いて駅ホームの周辺を見て行きますが…

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静態保存されているキハ22の脇に、キロポストが倒れておりました。
…調べると広尾線の営業キロは、幸福駅丁度22km地点に当たります。
このぐらい立てておけばイイのにと思うんですがね。

そして後方に保線用の小型機関車もありますね。雪国らしく、ラッセル
機能も兼ねてるのでしょう。スノープラウがカナリ大き目です。

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ホームの端で線路途切れており敷地のすぐ脇から畑や牧草地
なってますので、廃線跡はココも全く残ってナイものと推測されます。

階段を伝って下に降りれますので、ホームの反対側に回り込んでみます。
こちら側は公園として整備されてますので花壇などがあり、サルビア
花が満開
の状態でした。
…こうして見ると、現役の路線丁度列車が着いたように見えますか?

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延びている線路の南側に、もう1両キハ22が停まっておりました。
…こっち側のテールランプ欠損しておりますが、こういうのは何故だ?
部品を再利用とかしたんですかね。

過去に記録されたであろうネットの画像では、ホームがないモノも見られ
るのですが、こちら側にもスロープとホームが設けてあり、車内に入れる
ようになっています。

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こちらは車内が改装されており、写真の展示やら台湾「愛情駅」
呼ばれる合興駅姉妹提携した時の記念プレートなどがあります。

…コレも駅ノートに分類されますかね?「幸福ノート」というモノが置かれ
ておりました。私はまだ絵なんて描けないのですが。

そんな感じで、ホームや車両見てから駅舎というのは本末転倒ですが、
「幸せの鐘」が設置されているアーチをくぐって、駅舎を見に行きます

→次回に続く



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No.3930 鉄道保存施設を探る

愛国から幸福へ ⑤

2017/11/28(Tue)

ここ最近、奈良紅葉の見頃がピークだったので観光の仕事も多く…

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薬師寺門前の奈良漬け屋さんで、また仕入れてきましたクラ駅長です。
ゴボウとセロリね。

しかしコレ、美味いんだけど独り者には量が多いのが難点ですね。
半々ぐらいの量が買えたらイイのに。と、いつも思うのですが。

さて広尾線ですが、ようやく今回の旅最終目的地である幸福駅跡地
到着しました。

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ココは昭和62年の廃線以後も、駅舎などが保存されておりまして、近年は
周辺の土地と併せて公園として整備されています

「北海道にこんな所がある」と知ったのは勿論子供の頃ですが、40年
近く経ってようやく来れましたよ。このパターンがホントに多いのですが。

説明によると、ブームになって売れた切符4年間で一千万枚だそうな。
1枚110円だから11億円?…ソレだけ「空売り」しても国鉄全体の赤字
からすると、1年の利子にもならん程度だったのかも知れませんけどね。

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そして現在の駅舎2013年に、老朽化した元の駅舎をと同じイメージ
で再建された、レプリカのような建物だそうです。

ブームの頃から、建物に名刺やら使用済みの定期券を貼り付ける習慣
があり、ソレが今でも続いてると言うか「貼るために駅舎を新造した」
感じなのかも知れません。

満開の桜のように見えるピンク色の紙は、後述しますがココの売店
売られている「切符もどき」の絵はがきなんですよ。

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当時のモノかどうか定かではありませんが木製のホームがあり、キハ22
が停まっております。…駅名票は新しそうだな。

「幸福駅」という駅名…というか地名は、元はコノ辺を「幸震村」と言った
所へ、福井県からの入植者が多かったから付いたモノらしいです。
ちなみに「愛国」「愛国青年団」という入植者の団体に由来するモノ。

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キハ22に関しては、私は北海道での活躍をギリギリ知りません

東北の一部にも配置されておりましたので、辛うじて高校生の頃
五能線で乗った程度かな?あとは例のひたちなか海浜鉄道ですか。

確か廃線&公園化の当時からココに置かれてるモノだったと思うので、
モケットもオリジナルの青だし、後のワンマン化改造のような変則性
ありません。床が木製なのは、冬季に雪で乗客が滑らないための仕様。

こんな車両北海道を乗り鉄したかったと、つくづく思いますね。

→次回に続く



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No.3929 鉄道保存施設を探る

愛国から幸福へ ④

2017/11/27(Mon)

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…列車で播磨下里へ行くとなれば、
当然に時刻表を開いて行路を調べる
ワケですが、北条鉄道元国鉄線
の第三セクター私鉄なので、JRの
各路線と同様に本編のページに掲載
されております。

が、「主要駅掲載」という条件つきで
播磨下里だけが載ってません!
まぁ紙面の都合なのでしょうが。

北条鉄道途中駅ってのは、ドレも似たり寄ったりな規模で、ドコが
主要でドコがそうでナイのか分からんのですが、だったら「1行ぐらい
何とかならなかったのか?」と思いますクラ駅長です。

さて広尾線ですが…愛国駅の跡地を見た後、再びレンタカーに乗りまして
続いては次の大正駅の跡地を見に行きます。

「大正駅」ってと関西では大阪環状線にも存在するので、ソノ語だけで
検索すると大阪の大正駅(の周辺のグルメ情報とか)が先に出てきます。

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愛国駅から約5kmでしたが、道路の案内標識も同じだし景色も似てる
ので画像の使い回しに見えますね。共に並行して走る国道236号線から
少し入った所にあります。

元は駅前通りだったであろう脇道を進むと車止めがあり、ソノ奥の広場
駅の跡地のようです。

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ホームと駅名票がありますが、コレはどうも後で「それっぽく」造られた
モノのようです。…駅名票も手書き感満載なんですが。
 恐らく町のイベントなんかをやる時に、舞台として使う施設だと推測。

「愛国」「幸福」2大有名駅に挟まれてるものの、町の中心はココ
だったのでしょう。交換設備を有する有人駅だったそうな。

「大正→幸福」の乗車券は「たいそう(大層)幸福」というイマイチ苦しい
語呂ですが便乗商法として売られてたらしいですね。

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大正駅の跡地「この程度」なので軽めに切り上げて、いよいよ今回の
旅の
最終地点である幸福駅跡地へと向かいます。
立樹の間に保存されてる気動車が見えますね。コレを目指してました。

…ココまで来るととかち帯広空港が近いんですよ。80km以上あった
広尾線ですが、空港アクセスと観光需要で、この辺まででも残せば
良かったのではナイかと思ったりもします。

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正式には「幸福交通公園」と言います。愛国駅よりも観光客が多いようで
大きな駐車場があり、各種のモニュメントや言わゆる「幸福の鐘」なども
あって、キレイに整備されておりました。

…では待望の幸福駅跡地です。今日の予定としてもココで最後なので、
ゆっくり見て行く事にしましょう。

→次回に続く



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No.3928 鉄道保存施設を探る