新・駅長日誌

…帰ってきましたクラ駅長です。



昨日は朝に穴水を出発して、のと鉄道の更に奥…珠洲～蛸島～輪島と
廃線跡を探り、駅の跡地２箇所にある「廃駅ノート」を描いてきました。

降ったり止んだりのお天気でしたが、予定してた分は全て回れたかな。
結局２日半で丁度1,000km程度走りましたわ。

…コレで何とか、予定してた北陸地方の色々がようやく片付きました
ので、取り敢えず気持ち的にも落ち着いた感じですね。

さてえちぜん鉄道の旅です。福井から勝山永平寺線に乗って、終点の
勝山に到着しております。古い駅舎や他にも色々と残ってる駅なので、
ココからはカテゴリーを「鉄道保存施設」に変えて行きたいと思います。



勝山駅の駅舎は大正３年の開業当時の建築だという事で有形文化財
の登録を受けております。

…最近、鉄道関係の施設も文化財登録されるモノが増えましたね。
以前なら「すげー！」と思ったもんですが、北条鉄道に出入りして
あの状況に慣れてしまうと、何となく感覚が麻痺しておるのは事実。


ロータリーの真ん中では大小２匹の
恐竜さんがお出迎え。

当たり前の話、恐竜ってのは骨格は
化石として残ってますが現代人は誰も
ソノ実物を見た事がないワケです。

色がこんな感じだったかどうかは
全くの推測なんですよ。…単に現在の
爬虫類などを参考にしただけでしょ？

…もしかしたらパンダみたいな白黒のが居たかも知れんし、国鉄の
湘南色みたいなツートンカラーだったかも知れず…そう考えると夢が
一層ふくらむというもんです。…ぇ、気持ち悪い？


そして駅前広場の脇に、古い車両が保存
されておりました。

…屋根と柱があるので全体を撮りにくい
のですが、電気機関車？と無蓋貨車が
連なった２両編成になってますよ。

こういうモノに意図せず出会うと特に嬉しい
もんですが、先日行った三国港の駅に写真
だけあったのを見ておりました。

…現存しても恐らくは車両基地などで保管
されてるんだろうと思ってたら、こんな所に？



説明によると機関車はテキ６型。…コノ手の小型機関車は「デキ」という
記号が振られる場合が多い気がしますが「テキ」って何だろう？

…機関車というよりは動力つきの有蓋貨車みたいなスタイルですが、
開業間もない頃からの古豪で、1974年に廃車になった後も車庫内の
入れ替え用などに使われてたそうな。



無蓋貨車はト68号と言い、コレまた大正期からの車両です。
…田舎のローカル私鉄だったから、車両もノンビリ走って傷みも少なく
長持ちするのかも知れません。

やはりココにも保存会があって、定期的に車内も公開されてるらしい
です。そして資料によるとコレらは何と動態保存車。
…確かに「勝山駅 動くテキ６ 保存会」と書かれておりますわ。

今回は駅ノートがメインなので、勝山駅はオマケの積りで来たのですが
予期せず珍しいモノを見る事が出来ました。では再び駅舎内に戻ります。

※→次回に続く

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